東京から尾道まで下道で走るためのヒント〈38〉

【番外編-2011年夏の帰省ツーリング⑤】

 この夏の帰省ツーリングでは、往路で随分な冒険をしたために相当酷い目に遭ってしまいましたから、復路はなますを吹きながら走ることになりました。

 帰省先の広島県因島を出発して、「しまなみ海道」で因島大橋と尾道大橋を渡り、R2をバイパス路を中心に東に向かいます。

 岡山を過ぎたあたりで「岡山ブルーライン」に入り、日生(ひなせ)でR250に接続してから、姫路市内でR372に向かい、京都府亀岡市でR9に合流してからは京都市街を横断してR1沿いに滋賀県大津市入りを果たしました。

 亀岡市街より先のR9や京都・大津両市内はそこそこの渋滞でしたが、無理せず迂回路は選択しませんでしたよ。

 但し、大津以東の混雑にはお付き合いする気力がありませんでしたから、琵琶湖南端の「国道口」交差点でR1を離れることにしました。

 「国道口」交差点は立体交差になっているので、右に行く人も、左に曲がる人も、等しく左折しなければなりません。

 こうして入ったR422とは数百メートルでお別れして、「唐橋西詰」という交差点を左に曲がって滋賀県道16号線に入ります。

 この県道16号線は、人里離れた山野を走る、農道とも林道ともつかない道路ですが、そこそこ空いていて、景色も好く、走るには快適な道路です。

 程なくするとR307にぶつかりますから、そこを左折して道なりに走れば、鈴鹿越えのR421に出ることができます。

 R1からR421に向かうには、少々遠回りのように見えるかも知れませんが、R1やR8の気が重くなるような渋滞を避けることのできる快走ルートですので、近畿を横断する下道ライダーの皆さんなら記憶しておいてよいと思いますよ。

広告

東京から尾道まで下道で走るためのヒント〈35〉

【番外編/2011年夏の帰省ツーリング②】

 前回(2011年春)の帰省ツーリングで、京都の西にある「亀岡」と兵庫県の「姫路」とをつなぐR372が、日本を東西に横断するライダーにとって大変有益なルートであることに気付きました。

 そんな事情がありましたから、この夏の帰省では、愛知県の「岡崎」と京都府のR372をどのようにつなぐのかが一番の課題となったのです。

 とは言え、愛知県内はR23を使いますから問題はありません。一番の課題は三重県と滋賀県をつなぐルートです。

 前回は、三重県の「いなべ市」と滋賀県の「東近江市」を結ぶR421を使いましたから、今回は未だ利用したことのないR477をたどって近江盆地に入る作戦を採りました。

 R477はR421より少し南にあります。

 「岡崎」を出てR23を使って愛知県を脱出し、三重県の桑名市内でR256を経由して一旦R421に入りながら、途中で県道14号線に分かれてR477に向かいました。

 R477に乗ってからは、道の駅「菰野」(こもの)で少し休憩を取り、鈴鹿の山並みを越える準備をしましたよ。

 ところが、この山越えの国道が緩やかな勾配を持ち始めた頃になって、恐ろしい表示が目に飛び込んできました。

 R477は「通行止め」になったそうなのです。

 悔やんだところでどうなるものでもありません。

 もと来たR477を引き返し、交差するR306を北上してR421に戻ることにしました。

 これが往路をひどく長引かせた原因の一つです。

 しかしながら、R477はこの先で更に大きな困難をもたらしました。

 それについては、また日を改めてご紹介しますね。

奥山林道のYBRと因島大橋

【奥山林道からは因島大橋を遠望することも出来ます。】

東京から尾道まで下道で走るためのヒント〈34〉

【番外編/2011年夏の帰省ツーリング①】

 2011年夏の帰省ツーリングは、8月22日(月)に東京を出発して、29日(月)に戻る、7泊8日の旅になりました。

 往路・復路共に愛知県岡崎市の「バイクステーション岡崎」に宿泊し、行きは2日で約910km、帰りは同じく約850kmを走行しています。

 先日お伝えした通り、上りは合計約21時間半と快調でしたが、実を言うと、下りは約25時間も掛かってしまいました。

 因島に着いた時には、相当疲弊していましたよ。

 ところで、往路の苦戦と、復路の善戦は、どちらも岡崎以西が原因となっています。

 東京-岡崎間は、下り・上り共に約9時間で済んでいますからね。

 そこで、次回から、どうして岡崎-尾道間にこれ程の時間の差が生じたのかを検証したいと思います。

因島の奥山ダムの裏林にたたずむYBR125G

【因島中央部にある奥山ダムの裏に続く細道は、静かな木漏れ日の山野につながっています。】

復路の整理

 昨日、因島から東京までの下道走行が無事終了しました。

 ここで一昨日と昨日の走行距離を整理しておきます。

 一昨日(8月28日・日)は、因島から岡崎までを約12時間半かけて走りました。走行距離は約500kmです。

 昨日(8月29日・月)は、岡崎から世田谷までを約9時間かけて走りました。走行距離は約330kmです。

 二日合わせて約830kmを21時間半で走り抜いたことになりますね。

 今回の記録で注意すべきことは、所要時間の短さです。

 21時間くらいなら、少し我慢すれば宿泊無しで走り切れるかも知れません。

 そんな自虐的妄想を楽しめる程、快適に走れた二日間でしたよ。

兵庫県加東市社のショッピングモール

【兵庫県加東市の社(やしろ)地区にあるショッピングモール「Bio」で往路復路共に休憩を取りましたよ。】

岡崎から帰宅

 昨夜泊まった場所が愛知県岡崎市と比較的東京に近い都市だったこともあり、今日は拍子抜けするぐらい早くおうちに帰りつくことが出来ましたよ。

 朝8時半に出て、夕方5時半にはもう自宅に帰っていました。

 今日普通にお仕事にいらっしゃった方も、もう少し長い時間、外に出ていらしたのではないでしょうか。

 早くおうちに帰れたお蔭で、お洗濯やら、メール・チェックやらも出来ましたよ。

 旅行は時間に余裕があるに越したことはありませんね。

往路でバイクステーション岡崎に泊まった際のYBR125G

【今回は、往路復路ともに、ガレージ付き宿泊施設「バイクステーション岡崎」のお世話になりましたよ。】

東京から尾道まで下道で走るためのヒント〈32〉

【広島編-その4-】

 東京を出発して800km余りを走り抜き、ようやく「しまなみ海道」の因島大橋にたどり着きました。

 因島大橋は、自動車道の下に歩行車道と自転車道が一体となって整備されています。

 東京にお住まいの方なら、レインボーブリッジの下道や遊歩道を思い出して下さい。

 あれをもっと狭くして、1.5車線程度の幅にしたものが、橋の下にずっと続いている感じです。

 尾道側からアプローチすると、反対側の端まで行ったところに料金箱があります。

 無人の料金所ですが、きちんとお金を入れてあげて下さいね。

 旅をする人にも、住む人にも、とても大切な橋なのですから。

 橋を渡り終えると、再びくねくねとした細い坂道が続きます。

 この下り坂では、対向車に注意が必要です。

 下り終えたところにあるのがR317で、左に進めば、大浜・中庄(なかのしょう)・田熊・土生(はぶ)へ、右に進めば重井(しげい)に向かうことが出来ます。

 安全に気を付けて、因島の様々な道を楽しんで下さい!

東京から尾道まで下道で走るためのヒント〈31〉

【広島編-その3-】

 「しまなみ海道」の自転車道は、正直な話、あまり使い勝手の好いルートであるとは言えません。

 そもそも自動車専用道路である西瀬戸自動車道を効率好く接続する目的で橋が架けられていますから、自転車道が付いているだけありがたいと思うのが筋なのかも知れません。

 特に因島大橋は、生活道路として「しまなみ海道」とは独立して開通した歴史を持っていますから、自転車道の設計について、あまり吟味していないんじゃないかと思えるところがないでもありません。

 アクセスのしにくさと、入り口に入ってからの急勾配は、自転車で来た人をうんざりさせるに違いないでしょう。

 そんな困った自転車道も、原付で走れば快適です。

 ちょっと遠回りなアプローチも、人力で走る訳ではありませんから、それ程気にもなりません。

 因島大橋の自転車道を走ってみようとお考えの方には、原付バイクを利用することを強くお勧めしますよ。

前へ 過去の投稿